映像制作会社のオフィスのための家具
PC,ネット,電源などわずかな設備があればどこでも仕事ができるようになった現代におけるオフィスのあり方を”cabin” = ”移りゆく一時的な拠り所”と捉えた場合の家具の提案。

ごくシンプルで均質なテナントビルである対象に対して、フロアごとに設定されたテーマに基づき家具をデザインし、3層に渡るオフィス空間に様々な居場所をちりばめ、あとは使用者が機能的必要性と自身の気分によってそこを職場とする。

3Fは都市の自給自足採集をテーマに現場に残置されていた建具やOAフロア、ケーブルラック、電線管などの都市にありふれた資材を再構築することで家具とした。


建築設計:HIGASHIYAMA STUDIO +farm
建築施工:友建堂
家具デザイン:スタジオキノコ
家具施工:スタジオキノコ+デザインアートセンター
ファブリックデザイン:オンデルデリンデ
写真:JUMPEI SUZUKI

23/03 cabin 3F